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審美治療システムセレック
セレック治療とは
お口の健康は、全身の健康に欠かせません。
当院のセレックによるセラミック治療は審美目的ではありません。
天然歯との親和性の高さ・データに基づく歯の生存率の高さからベストな治療だとの想いから、セレックをお勧めしています。セレックによるセラミックの歯は、天然歯に近い自然な白色の歯なので審美性にも大変優れています。
CAD/CAM治療(セレック)の特徴
(1) からだに優しい
高品質なセラミックブロックを使用しており、金属アレルギーの心配が全くありません。さらに、セレックのセラミックは硬すぎないので、反対側の歯を傷つけにくく、非常に生体に優しい材料であるといえます。
(2) 虫歯が再発しにくい
セレックのセラミックは硬すぎず、周りの天然歯と同程度にすり減ってくれる性質があるので、歯とセラミックの間に段差が生じることがほとんどありません。また、治療当日に完成するので仮歯や仮の詰め物をしないため、虫歯菌の侵入を最小限に防ぐことができます。そのため虫歯の再発になりにくいのです。
(3) 銀歯や保険の詰め物に比べて4倍も長持ち
天然歯と非常に近い性質を持ち、虫歯の再発になりにくいため、耐久性が非常に高いのです。その長期耐久性は多くの論文で証明されています。
セレック治療は、15年後の生存率が94%、 20年後の生存率が90%というデータが出ています。ちなみに、保険適応のメタルインレー(金属の詰め物)の平均寿命は約5.6年、 CR充填(プラスチックの詰め物)の平均寿命は約5.1年です(厚労省実態調査より)。
(4) 金属と比べて20倍も歯質との接着力が高い
その日のうちに詰め物や被せ物を製作して装着するので、歯質が汚染されることがありません。そのため、接着セメントの効果を最大に引き出せる状態で接着できるため歯質と強力に接着します。金属と比較して20倍も歯質と強力に接着します。
なぜ保険の金属で治した詰め物・かぶせ物が外れるのか?
金属で歯を修復した場合、それで治ったかのような気持ちになりますが、金属と歯と間には隙間が存在します。それはセレック修復よりも大きな隙間であることがほとんどです。その隙間には接着剤(セメント)が介在しています。
みなさんが熱いものを食べたとき、口の中の温度は上がります。そのとき、口の中の歯と金属が熱膨張を起こします。その後、冷たいものを含むと今度は熱による収縮をするのです。すると次第に歯と金属の間のセメントが破壊され、内部の接着剤が少しずつ溶出していきます。そして最後には金属の詰め物が外れるという結果になるのです。大抵、その金属の内部には虫歯が散見されます。
これは歯と金属の熱膨張が違うことによるもので、セメントのウォッシュアウトといいます。
セレック治療で用いるセラミックは歯との熱膨張が近いのでセメントのウォッシュアウトが起こりません。このためセレック治療は高い生存率を誇ることができるのです。
(5) 型取りが不要(光学印象採得)
型取りの代わりに、3D光学カメラで直接口腔内をスキャンして歯の形態をコンピュータに取り込みます。従来の型取りが不要なので短時間で完了し、患者様に対する体の負担が減少します。嘔吐反射がある人に対しても有効です。
(6) 年月が経過しても変色しにくい
セラミックなので、ほとんど変色しません。また、天然の歯のように美しいというのが最大の特徴です。
セレック治療の流れ
歯を削った後、
(1)お口の中を最先端の3D光学カメラで撮影(スキャン)し、コンピュータ上に歯を再現します。
(2)コンピュータで設計した通りに、機械(ミリングマシン)が自動でセラミックのブロックを削っていき、歯の詰め物や被せ物(セラミックインレーやオールセラミッククラウン)を製作します。
(3)調整・研磨して歯に装着します。
従来手作業でおこなっていた作業を、最新のコンピュータを駆使した事で、時間の短縮・3次元スキャンによる正確な咬み合わせを可能にしました。現在最新の歯科治療と言えます。
料金
セレック治療は保険外診療となります。
インレータイプ(詰め物) | 35,000円(税抜) |
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クラウンタイプ(被せ物) | 70,000円(税抜) |